昨年度に施工したせせらぎ公園の古民家、実は困った問題がありました。
雨が降ると屋根から落ちてくる水で雨落としが水たまりになってしまうらしいのです。
確かに雨の時は雨落としがプールの様な状態になり、古民家に近づけなかったのを覚えています。
元々は化粧砂利が敷き詰めてあったらしいのですが、小さなお子さんが多く集まる古民家なので
砂利を投げあったり、魚の水槽が割られてしまったりしたそうで撤去したそうです。
何とかできないものか、横浜市北部公園事務所さんとせせらぎ公園古民家管理委員会の方々と何度も打合せをしました。
リフォームするにあたり、水が溜まらないようにするのはもちろん、
砂利など子供達にとって危ないものはバツ。
コンクリートなどの古民家の景観を損なうようなものもバツ。
できれば水が跳ねないようにして欲しい。
幸い雨落としの下に配置されていた暗渠は機能していたので、雨は浸透させて景観を損なわないようなもの、、、ということで
↑は施工前
↑このようなカタチになりました。
まずは生きていた暗渠を機能させない原因だった透水マットを全交換し、その上に透水マットを目詰まりさせない特殊な土を敷き、施工直後から見栄えするタマリュウマットを植えました。
古民家の入口部分は錆御影石の渡りを設置。
施工したのは数ヶ月前ですが養生期間も終わり、景観を損なうカラーコーンもやっと撤去することができました。
『せせらぎ公園古民家ほか2公園施設改良工事』が終わって7ヶ月経ちますが、工事が終わったらハイさよならではありません。
いつも気になりますし、自分の子供を連れて遊びに行ったりもしています。
指定管理者さんたちから相談を受けたり、利用者として行った時に感じることを伝えたりと、工事は完了していますが繋がりはまだ始まったばかりです。